三神ザシアンの対策案を見ていきましょう。
この記事では<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>のことを”三神”と書かせてください。
三神ザシアンの対策
三神ザシアンの対策は次の3つの方法があります。
1つ目から詳しく見ていきましょう。
「アルティメットレイ」を使わせず”三神”を倒す
第1の対策法は”三神”に「アルティメットレイ」を使わせないことです。
下のような盤面が完成するとほぼ負けます。「アルティメットレイ」を1発使われてしまうと急激にエネ加速が進み、下の盤面に圧倒的に近づいてしまいます。
この盤面完成を防ぐためには「アルティメットレイ」を使わせず”三神”を倒すべきだということです。
もちろん、「オルタージェネシスGX」すら使わせなければもっと良いです。
その具体案として次の3つがあります。
- ”三神”を速攻で倒す
- ”三神”のエネルギーを破壊する
- ”三神”をベンチに交代させる
“三神”を速攻で倒す
”三神”が「アルティメットレイ」を使う前に倒せれば一気に有利な展開になります。
しかし、使うデッキによっては速攻はそもそも不可能であったり、可能であってもできる確率は高くないのが現状です。”いちげき”デッキは速攻で倒せるデッキの代表格ですね。
“三神”のエネルギーを破壊する
エネルギー破壊によって”三神”のエネ加速を遅延させ、その間に”三神”を倒します。
代表カードは<クラッシュハンマー>や<エール団のしたっぱ>です。
<オーロラエネルギー>を採用する<ミュウツー&ミュウGX>型の”三神ザシアン”も多いことや、特殊エネルギーが強い環境であることから<うねりの扇>も良いですね。
また、鋼タイプのデッキでは<ルカリオ&メルメタルGX>も優秀な採用候補です。
”三神”をベンチに交代させる
この方法も時間を稼ぐことを目的としています。
”三神”をベンチに戻し、もう一度バトル場に出させることで手間をかけさせます。相手の手札次第では時間を稼げます。
代表カードは<あなぬけのヒモ>や<ガラルヤドキングV>です。
<ガラルヤドキングV>の「はめつのひとこと」は”三神”をベンチに戻すところから相手にやってもらえるのでかなりの遅延になり得ます。”いちげき”デッキや悪タイプデッキは積極的に採用してはどうでしょうか。
後続の<ザシアンV>を倒す
先ほどまでは”三神”に「アルティメットレイ」を使わせないためにどうすればいいか述べました。
ここからは1つ目の方法が無理だった時に使える、後続の<ザシアンV>を倒すという2つ目の方法を提示していきます。
「アルティメットレイ」で3エネも加速できるのは強いですが、つけるポケモンがいなければ意味がありません。つまり<ザシアンV>を倒してしまえばよいのです。
相手が2体目の<ザシアンV>を用意できなければ、有利な展開にもっていけます。
また、対”三神ザシアン”において<ザシアンV>を倒すのは次のようなメリットがあります。
- 「アルティメットレイ」の効果を無駄にできる
- 相手デッキのエネルギーを消費できる
- ポケモンVで戦うとき、<ザシアンV>がいなければワンパンされない。
<ボスの指令>などを使って<ザシアンV>を倒すことが勝利に繋がるかもしれません。
回復しながら戦う
この作戦は<モミ>を採用しているVMAXデッキ限定の話になってしまいますが、けっこう有効的な案だと思っています。
「アルティメットレイ」のダメージを受けたままだと、”三神”を倒しても次の相手のターンに<ザシアンV>にVMAXを倒されて、サイド4枚とられてしまいます。こうなるとベンチの<デデンネGX>などを倒されるだけで負けです。
そこで有効になってくるのが<モミ>です。「アルティメットレイ」のダメージを取り除いた状態で”三神”を倒せると返しのターンで<ザシアンV>のワザを受けても倒されません。そうなると次の自分のターンで<ザシアンV>をワンパンできるので、残りサイド1対6という展開になります。
いま<モミ>を積極的に使えるデッキは<ドータクン>を採用した<アーマーガアVMAX>デッキなどが有名です。
“三神ザシアン”に有利なデッキで戦う
今までの対策は立ち回り面での対策でした。
そもそもデッキ選択の段階で”三神ザシアン”に有利なデッキを3つほど紹介していきます。
ダークパーフェクション(悪MM)
“三神”の「オルタージェネシスGX」の返しのターンで、<ブラッキー&ダークライGX>の「デッドムーンGX」が追加効果ありで使えると、ほぼほぼ勝てます。
弱点が分散していることと、超・悪弱点をつけることから、超・闘・悪タイプが流行っている現環境にかなり合っているのも強いポイントです。
さらに詳しい使い方などについては、僕が実際にシティリーグで優勝した時の記事に書いていますので、興味があればどうぞ。
» シティリーグ 優勝『ダークパーフェクション』デッキレシピと解説【4/10兵庫開催】
いちげきウーラオスVMAXデッキ
ヘルガーを2体立てるか、進化前の<いちげきウーラオスV>の「とぎすます」を使えば、高い確率で2ターン目に「キョダイイチゲキ」が使えます。
HP280の”三神”相手だったら、<いちげきエネルギー>が1枚でいいので、割と余裕で<オルタージェネシスGX>の返しで”三神”を倒せます。
今は闘・悪弱点つけるように<ブラッキーVMAX>と組み合わせたデッキが多いようですね。
これもデッキレシピがありますので、参考にどうぞ。
» いちげきウーラオスVMAX + バンギラスVのデッキレシピ紹介
ジュナイパーデッキ
“三神ザシアン”のアタッカーは、ポケモンV・GXです。
なので<ジュナイパー>特性でタメージを受けなければ、一方的に相手のポケモンを殴れます。
まさに、デッキ単位での対策といえますね。
ただ、刺さらないデッキには簡単に負けます。笑
環境の見極めと、運が必要なデッキですね。
デッキレシピ紹介しているので、参考にどうぞ。
» ジュナイパーデッキ(みつりんめいさい)の紹介&解説
まとめ
”三神ザシアン”対策を紹介しましたがどうでしたか?
対策を立てるためにけっこう考えましたが、弱点らしい弱点がないのが分かりました。さすが環境デッキと言わざるを得ません。
『イーブイヒーローズ』以降、”三神”の絶対環境ではなくなりました。しかし、大型大会のPJCS2021でも上位に”三神”のデッキが食い込んでいましたね。
まだまだ”三神”は環境に残りそうなので、まだしばらく対策は必要そうです。