今回はシティリーグ入賞デッキの中で異彩を放っていた面白いデッキを紹介します。
今回の記事は、実際に使用者であるリンさんに話を伺って書いていますので、詳しいポイントなども載っています。
めちゃくちゃ面白いデッキですので、ぜひ最後までみていってください‼︎
デッキレシピ紹介
デッキリスト載せようと思ったのに忘れとった
— リン@ポケカ (@aRSmnzNdif6bjst) August 29, 2021
どうせレギュ落ちたら使えなくなるんで供養の意味もこめて載せとこ!
みんな頑張ってくれたけど間違いなく今日のMVPはキバナ pic.twitter.com/z4AwRYImWS
デッキコード:FVfkV1-2lY8a4-kkk1v1
デッキ解説
使用者の方に聞いた内容をもとに解説していきます。
大会結果
シティリーグベスト8🎉
— リン@ポケカ (@aRSmnzNdif6bjst) August 29, 2021
使用デッキ 「超越カミツルギ」
レギュ落ちる前にこいつとトーナメント通過することが出来て良かった!
1戦目 黒バド◯6-5
2戦目 黒バド◯6-5
3戦目 黒バド× 0-1 (種切れ)
決勝
1戦目 黒バド× 5-3
黒バドしか踏まん!
シティリーグベスト8入賞おめでとうございます‼︎🎉
現在環境トップの〈こくばバドレックスVMAX〉デッキにも勝利していてすごさが分かります。
デッキ選出の理由
シティーリーグで今回のデッキを選んだ理由は、
- 以前のシティリーグでも使用したため動きをある程度把握していた。
- “三神”の使用率が低下した
- <チャーレムV>や<キバナ>といった新カードとの相性が良かった。
といった点を挙げていました。
まず、以前のシティリーグにも<カミツルギ>デッキで出場していたことにびっくりしました。笑
やはり練度の高さというのはデッキの選択において重要な要素だというですね。
また、非Vデッキの天敵である”三神”も環境トップだったときと比べると、だいぶ使用率は減っているので、非Vデッキに追い風が吹いているといえます。
コンセプト
このデッキは、<カミツルギ>の「みねうち」で相手を残りHP10にして、<チャーレムV>の「ヨガループ」で倒してもう一度自分の番を行う、というトリッキー×トリッキーなデッキとなっています。
また、<カミツルギ>が毎ターンワザを使えるようにすることにこだわっており、安定したエネ供給ができるように工夫が施されています。
それだけではなく、このデッキには<フェローチェ&マッシブーンGX>も採用されており、GXワザの効果によってサイドを追加で取ることができるため、サイドレース的にも強さを増した”超越カミツルギ”なんです。
基本の動き方
- <メッソン>の「どんどんよぶ」
ベンチに<メッソン>を2体ならべる
- <カミツルギ>の「みねうち」を2回決める
相手の場に残りHP10のポケモンを2匹用意する。
- <チャーレムV>の「ヨガループ」
1匹倒して、もう一度自分の番を開始。
- ラスト<フェローチェ&マッシブーンGX>のGXワザ
残りの1匹を「ビーストゲームGX」で倒して、サイド1枚追加で取って勝ち!
以上が基本の動き方です。
「うらこうさく」でのサーチで足りないパーツを揃えていくデッキなので、<メッソン>を2匹ならべることが、<カミツルギ>で毎ターン攻撃することにつながります。
例外として、”三神“や”悪パーフェクション“に対しては<メッソン>からの展開ではなく、2ターン目で「みねうち」を絶対打つ意識で動く、とのことです。
サイドプラン
基本的なサイドの取り方は、3・3(+1)もしくは、2・4(+1)です。
(+1)の部分は<フェローチェ&マッシブーンGX>の「ビーストゲームGX」の効果でサイドを1つ多く取るという意味です。
<フェローチェ&マッシブーンGX>のおかげで、相手がVMAXやTAG TEAM主体のデッキなら<カミツルギ>のワザを2回決めるだけで良い、というのが勝利に現実味を感じさせますね。
目指す形
<メッソン>で「どんどんよぶ」を使った後の場のイメージです↓
- バトル場
- メッソン
- ベンチ
- メッソン
- メッソン
- カミツルギ
- カミツルギ
- (クロバットVなど)
<メッソン>が倒された後は、その代わりに<オドリドリGX>をおきます。
ラストの盤面↓
- バトル場
- チャーレムV
- ベンチ
- ジメレオン
- ジメレオン
- クロバットV
- オドリドリGX
- フェローチェ&マッシブーンGX
採用カード解説
キバナ
毎ターン<カミツルギ>でワザを使うために必須なサポート。
エネ加速だけでなく、山札からのサーチ効果が強力。
草エネをトラッシュからつけつつ、山札の<ツインエネルギー>を持ってきて手張りという動きが可能になります。
そのため、1ターンのうちに<カミツルギ>でワザを打つ準備が整うので、前のターンに<カミツルギ>に手張りできなかったとしても大丈夫なんですよね〜。
回収ネット
<ジメレオン>や<インテレオン>の特性を使い直す、という定番の使い方もありますが今回は主に別の目的があります。
それは「ベンチを空ける」ことです。
ベンチに必要以上に<カミツルギ>を置いてしまい、<チャーレムV>と<フェローチェ&マッシブーンGX>の分のベンチ枠が埋まってしまうことがあります。
そんなときにベンチの<ジメレオン>を回収するために<回収ネット>が採用されているんです。
痒い所に手が届くとはまさにこのことですね。
採用候補
やまびこホーン
非Vデッキに対しての有効打が少ないため、一度倒したV・GXをもう一度倒すために<やまびこホーン>の採用はかなりアリです。
これによって、「ビーストゲームGX」込みでサイドプランが1・2・2(+1)という風になります。
よって、本来は1・1・1・1・2と5匹倒す必要があるところを、3匹にまで減らせるんです。
エネルギー転送
デッキから草エネに触れるカードがないため、エネの安定供給のために検討候補として上がったカードです。
※いちおう<キバナ>から持ってこれるけど、そもそも<キバナ>にはトラッシュから基本エネを付けられる効果があるので、わざわざ<キバナ>のサーチ効果で草エネは持ってこないと予想。
おわりに
今回のデッキはどうでしたか?
面白い!と思った人が多いんじゃないでしょうか。
<カミツルギ>をどうやって輝かせるか、ということが考え抜かれたデッキだったと思います!
デッキへの愛がひしひしと伝わってきましたね。
使用者のリンさんは「このデッキなら勝てるじゃなくてこのデッキで勝ちたい」ということを大事にしているそうです!
その考えがあったからこそ、今回のデッキが生まれたんだと思います。
本当にありがとうございました!!