フュージョンアーツ 収録カード(V・VMAX・サポート・エネルギーなど)の評価&解説

2021年9月24日に発売する「フュージョンアーツ」の中でも特に気になるカードを評価&解説していこうと思います。

ポケモンV

ミュウVMAX

まず初めに今回のメインポケモンである<ミュウVMAX>を紹介します。


VMAXの中ではHP310と少し低めです。しかし後で紹介する方法でそれをしっかりカバーできるので安心してください。


無色2個の技「クロスフュージョン」と超2個の技「ダイミラクル」があります。

「クロスフュージョン」はベンチのフュージョンポケモンの持っている技を使うことができるので、この先バチ強フュージョンポケモンが出るたびに勝手にこいつも強化されることになります。

「ダイミラクル」は与えられるダメージが130と少し低めではあるものの、「相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない」ので<ジュナイパー><グレイシアVMAX><ザマゼンタV><ジュラルドンVMAX>などにダメージを与えることができます。


にげるエネルギーが0、闘タイプから-30の抵抗も相まって環境で暴れそうな予感…

ミュウV

上目遣いでちょっと張り切ってる感じがかわいらしい新カード<ミュウV>を紹介します。


HPは180とかなり低めです。しかしこのHPの低さをしっかりカバーできる方法を持っているので安心してください。


超1個の技「エナジーミックス」は山札からエネルギーを加速できる技です。後攻1ターン目から使えるので強い技ではあると思います。

超1個無色1個の技「サイコジャンプ」がさっきから言っている低いHPをカバーできる方法のことです。この技はなんとダメージを与えつつ、自身は山札へと帰るという技です。つまり<ミュウVMAX>に<メモリーカプセル>を付けることで「サイコジャンプ」を使うことができ、倒されそうになったら山札へと帰るというちょっと嫌な戦法で戦うことができます。

フーパV

まずは何と言っても特性「ダブルフェイス」がこのポケモンの注目すべき点です。この特性によって<フーパV>は超タイプとしても扱うため、現環境の環境三竦みである<こくばバドレックスVMAX>と<れんげきウーラオスVMAX>の両方に弱点を突くことができるダークホースとして注目されています。


悪2個無色1個の技「シャドーインパクト」は与えられるダメージが170と少し低めのように思えますが、さっき説明した通りこのポケモンは、<こくばバドレックスVMAX>と<れんげきウーラオスVMAX>に対抗するために存在していると思います。どちらにも弱点を突くことができるのでしっかりワンパンすることができます。ムゲンダイナデッキが環境トップに躍り出る可能性大!?

ゲノセクトV

特性「フュージョンシステム」の効果で毎ターン手札補充ができます。手札が自分の場のフュージョンポケモンの数と同じになるように山札を引くことができるので、フュージョンポケモンのみで組んだデッキに採用することで最大の効果を発揮することができます。


鋼2個無色1個の技「テクノバスター」は210ダメージ出せる高火力技ですが、エネルギーの要求量が多い上に現段階で強い鋼タイプのフュージョンポケモンが出ていないため、活用方法としては<ミュウVMAX>の技「クロスフュージョン」で使っていくのが良いと思います。

シャンデラVMAX

僕の大好きなポケモンの1匹であるシャンデラがとうとうVMAX化して登場しました!ギザカワユス!


特性「じゅばくのかげろう」は相手がポケモンのどうぐを付けられなくなる効果を持っています。技のダイポルターガイストと相まって意外とキモイ効果になっているのではないでしょうか?


炎1個無色1個の技「ダイポルターガイスト」は相手の手札のトレーナーズの数×70ダメージ与えられる技です。<ゲンガー&ミミッキュGX>の技ポルターガイストよりもちょい強な技なのですが、<シャンデラVMAX>は×70で<ゲンガー&ミミッキュGX>は×50なのでかなり違いがあると言えます。
×70ということは相手の手札にトレーナーズが5枚あればワンパンできます。

シャンデラV

炎1個の技「あやしいひかり」は相手ポケモンをこんらんにできる技です。最近のポケカは毒や火傷を直してしまう特殊エネルギーがあるので、意外と序盤の混乱は刺さるかもしれません。


炎1個無色1個の技「ポルタ―ガスト」相手の手札にトレーナーズがいっぱいあれば、Vにしてはかなりの高火力を出すことができます

パルスワンVMAX

雷1個無色1個の技「ライトニングストーム」は場の雷エネルギーの数×30ダメージ出せるというダメージ青天井系の技です。<こくばバドレックスVMAX>の技「ダイガイスト」と同じような技ですが、何気に<パルスワンVMAX>の方が要求エネルギーが少なく、ダメージが高いです。


雷2個無色1個の技「ダイボルト」は高ダメージを一気に出すことのできる技です。Vポケモンなら一撃で倒すことができるので、<ボスの指令>からの「ダイボルト」で勝負を決めてしまうことができそうですね。こちらは<ザシアンV>の「ブレイブキャリバー」と似たような技ですが、「ダイボルト」は要求エネルギーのうちの1つが無色エネルギーということで少しだけ楽に技を出すことができます

パルスワンV

雷1個の技「スマッシュターン」はベンチポケモンとの入れ替えも同時に行える技です。<れんげきウーラオスV>の「ひるがえす」と同じ技ですね。


雷2個無色1個の技「エレキバレット」は120ダメージ与えつつ相手のベンチポケモンにもダメージを与えられる技です。<グレイシアVMAX>の技「ダイツララ」に似ていますね。なんだかこのポケモンはVもVMAXもいろんなポケモンをくっつけたような性能をしていますね。

<パルスワンV>はもう1種類あります。僕的にはそっちの方がデッキには向いていると思うのですが、2種類あるとデッキの幅を増すことができるので自分がそのデッキでしたい事を考慮したうえで採用を考えてみましょう

アマージョV

草1個の技「クイーンオーダー」はベンチのポケモンをトラッシュしただけダメージが上がります。最大ダメージは220なので一応Vポケモンは倒せますが、少し現実的ではありません。この技の使い方としては負け筋となりがちな<デデンネGX>や<クロバットV>などのシステムポケモンをトラッシュしつつ相手にもダメージを少し与えられるといった形となるでしょう。女王様に蹴られたい方におすすめです。

ケケンカニV

水1個の技「なだれおこし」は相手の山札を2枚削ることのできる技です。序盤でちょっくら妨害するのに便利です。


水2個無色1個の技「デストロイヤーパンチ」は相手のバトルポケモンに乗っているダメカンの数×60ダメージ与えることができます。<インテレオン>の「クイックシューター」2発当てておけば60×4+90で330ダメージ与えることができます。VMAXでも一撃です。<ヤミラミV>の「マッドネイル」のような技ですね。今回のフュージョンアーツでは、今までのポケモンの新環境版のようなカードが多く収録されている印象です。

ヨクバリスVMAX

無色2個の技「まるもうけ」は今けっこう注目されている技です。<パワフル無色エネルギー>が2枚ついていれば70ダメージ与えられるので<メッソン>を一撃で倒してサイド3枚取りするとか、同じフュージョンアーツで登場した<スポンジグローブ>を使って相手の<メッソン>を一撃で倒してサイド3枚取りするとか、それに<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>の「オルタージェネシスGX」をプラスして<メッソン>を一撃で倒してサイド4枚取りするとか、<メッソン>は何かとシバかれます。いったい<メッソン>が何をしたというのでしょうか。


無色3個の技「ダイゴウヨク」ダメージを与えつつ3ドローできる強力な技です。しかし「まるもうけ」がメイン技のようなものなので、陰に薄れている気はしますね。

ヨクバリスV

無色2個の技「のしかかり」はコイントスを使う技なので、新カードの「からぶりほけん」と相性がいいです。


無色3個の技「がっつくまえば」は進化後の技「ダイゴウヨク」の劣化版なので事故してるときにしか使わない技になると思います。

サポート

カミツレのきらめき

山札から<フュージョンエネルギー>を2匹のポケモンに1枚ずつ加速できるカードです。


正直かなり強いと言えます。しかし中盤には強くても手札を回したい序盤や場が整ってきた終盤では使わない可能性が高いのでそこまでの採用枚数にはならなそう。このカードはフュージョン軸デッキでの採用になりそうなので、<ゲノセクトV>と組み合わせて手札補充を補ってもらうと強いです。

ポッドとデントとコーン

恋しさとせつなさと心強さを併せ持っているサポートカードです。


冗談はさておき、フュージョンポケモンならなんでも3枚まで持ってこられるバグカードです。<冒険家の発見>というカードがありますが、それのフュージョン版非エクもアリといったところです。
<冒険家の発見>にも同じことがいえるのですが、序盤こそ強いのですが終盤は必要ないのでそこには注意です。

カゲツ

相手のハンデスを狙えるカードですが、トラッシュできるカードが限定されているので使いにくさは否めません。しかし相手の手札を見れたり、エネルギーを狙ってトラッシュできたりとハマれば強いカードとなっています。

ダンサー

ポケカを勝負して遊んでいる方には少し使いづらいカードとなっています。しかしカードイラストがカワイイ女の子なので、コレクターの方やダンサーの方にはおすすめです。

グッズ

ポケモンに使う最新のやばい薬です。<パワータブレット>という名前もタブレットの色も怪しい…


フュージョンポケモンの使う技のダメージが+30され、なおかつその効果は重ならないので最大で120ダメージ上昇させることができます。これがグッズというのが強いポイントで、雑に使用しても結局強いのでフュージョンデッキには4枚必須になるでしょう。

クロスシーバー

2枚同時に使うとトラッシュからサポートを手札に加えられるという効果です。効果自体は強いのですが、僕的には2枚使わないといけないカードは使いづらさが目立ってしまってデッキには不向きだと思うのですが、もしめっちゃ流行ったら僕は大間違い野郎です。

クロススイッチャー

2枚同時に使うと相手のベンチポケモンを入れ替えてから自分も入れ替えることができます。グッズ版の<グズマ>ですね。しかしこれも2枚使う系のカードです。効果は強いものの、使い勝手は悪いと思われます。

バトルVIPパス

グッズとしてはかなり強い性能ですが、最初の番にしか使えないという制限付きです。効果が強いので制限はあって当然ですね。面白い構築のデッキを作りたい方が入れてみると一目置かれると思います。

スポンジグローブ

相手の水ポケモンへのダメージを増やすことができます。今までのグローブとは違って環境で暴れている<メッソン>に対応しているので少し注目度は高いです。メッソンキラーのリスがこのグローブをはめて殴ってきそうですね。

なごりの大鈴

VMAXポケモンにつけると倒されたときに好きなカードをサーチできるのですが、VMAXポケモンが倒されることを前提に動くことはまずないのでなかなか採用する機会はないでしょう。

エネルギー

フュージョンエネルギー

<いちげきエネルギー>や<れんげきエネルギー>の友達かと思っていましたが、なぜか状態異常無効ではなく相手のポケモンから特性の効果を受けないという強力な効果付きの裏切り者エネルギーでした。

これで<インテレオン>の「クイックシューター」の効果を受けずに済みます